更新日 : 2025/07/08 

   件数 : 54,270件    

 TOP 

 
  表示 :  表示順 :
 
26件ヒットしました ( 1 - 26 )
検索条件   (同盟通信社の機構) and キーワード(【本文】)
No.サムネイルタイトル本丁掲載年本文キーワード
1
 
同盟通信社の機構 P.00031936年【本文】|同盟通信社の組織|社團法人同盟通信社は東京大阪を初め日本全國各地に亘る約二百の有力新聞社並に日本及び朝鮮の兩放送協會が共同で組織してゐる通信社で、昭和十年十一月七日成立し、同十一年一月一日新聞聯合社の事業一切を繼承して業務を開始し、更に六月一日日本電報通信社の通信部をも之に合體して今日に及んでゐるのである。|同盟通信社の第一の特徴は新聞社及び放送協會の協同機關であることにあり、苟くも我國の日刊新聞乃至無線電信・電話による放送事業を營む者である以上、何時たりとも一定|同盟通信社の組織|社団法人同盟通信社は東京大坂お初め日本全国各地に亘る約二百の有力新聞社並に日本及び朝鮮の両放送協会が共同で組織している通信社で、昭和十年十一月七日成立し、同十一年一月一日新聞聯合社の事業一切お継承して業務お開始し、更に六月一日日本電報通信社の通信部おも之に合体して今日に及んでいるのである。|同盟通信社の第一の特徴は新聞社及び放送協会の協同機関であることにあり、苟くも我国の日刊新聞乃至無線電信・電話による放送事業お営む者である以上、何時たりとも一定
2
 
同盟通信社の機構 P.00041936年【本文】|の條件の下に社員として加入し、その經營に參與し得るのである。併し、同時にこのことは以上の事業を營むものでなければ、假令如何に權力あり財力があつてもその社員となつて經營に參加容啄することが出來ないといふに他ならない。|同盟通信社の獨立自治性はその儘その組織の上に現れて居り、重要な事項は社員總會又は社員の中から選ばれた三十餘名の代表者によつて組織される理事會で決定し、日常の業務は理事會で選任された社長一名常務理事四名が處理することになつてゐる。此の社長及常務理事の五名は個々の新聞社又は放送協會と全然關係のないことを條件として居り、殊に政黨政派に屬したり、政治的社會的の實際運動に關係することを禁ぜられてゐるのであるが、之亦、同盟通信社の不偏性、獨立性を確保するの目的に出たに他ならない。|現在同盟通信社の社員として加入してゐる全國各地の日刊新聞社を地方別に分類して示|の条件の下に社員として加入し、その経営に参与し得るのである。併し、同時にこのことは以上の事業お営むものでなければ、仮令如何に権力あり財力があつてもその社員となつて経営に参加容啄することが出来ないといふに他ならない。|同盟通信社の独立自治性はその侭その組織の上に現れて居り、重要な事項は社員総会又は社員の中から選ばれた三十余名の代表者によつて組織される理事会で決定し、日常の業務は理事会で選任された社長一名常務理事四名が処理することになつている。此の社長及常務理事の五名は個々の新聞社又は放送協会と全然関係のないことお条件として居り、殊に政党政派に属したり、政治的社会的の実際運動に関係することお禁ぜられているのであるが、之亦、同盟通信社の不偏性、独立性お確保するの目的に出たに他ならない。|現在同盟通信社の社員として加入している全国各地の日刊新聞社お地方別に分類して示
3
 
同盟通信社の機構 P.00051936年【本文】|せば左の如くである。|地方 社數|樺太・北海道 一〇|奥羽 一七|關東 六|東京 二二|中部 三一|近畿 一〇|大阪 二四|中國 一五|四國 一一|九州 二〇|臺灣 五|朝鮮 一八|放送協會 二|計 一九一|右百八十九新聞社及び二放送協會の內、現在同盟通信社理事社としてその名を列してゐるものは左の如くである。(いろは順)|地方 社数|樺太・北海道 一〇|奥羽 一七|関東 六|大坂 二四|中国 一五|四国 一一|台湾 五|放送協会 二|右百八十九新聞社及び二放送協会の内、現在同盟通信社理事社としてその名お列しているものは左の如くである。(いろは順)
4
 
同盟通信社の機構 P.00061936年【本文】|理事社|報知新聞社|北海タイムス社|北國新聞社|東奥日報社|東京日日新聞社|東京朝日新聞社|中外商業新報社|中國新聞社|小樽新聞社|大阪每日新聞社|大阪朝日新聞社|河北新報社|讀賣新聞社|臺灣日日新報社|名古屋新聞社|福岡日日新聞社|神戶新聞社|高知新聞社|國民新聞社|山陽新報社|京都日日新聞社|理事社|報知新聞社|北海タイムス社|北国新聞社|東奥日報社|東京日日新聞社|東京朝日新聞社|中外商業新報社|中国新聞社|小樽新聞社|大坂毎日新聞社|大坂朝日新聞社|河北新報社|読売新聞社|台湾日日新報社|名古屋新聞社|福岡日日新聞社|神戸新聞社|高知新聞社|国民新聞社|山陽新報社|京都日日新聞社
5
 
同盟通信社の機構 P.00071936年【本文】|九州日報社|九州日日新聞社|信濃每日新聞社|時事新報社|新愛知新聞社|日本放送協會|監事社|都新聞社|更に又同盟通信社は社團法人の組織をとることによつて、その事業が根本に於いて國家國民の公益のために營まれるべきことを明かにしてゐる。同盟通信社が電信電話の使用に就いて政府から特に便宜特典を與へられてゐるのは、此の事業が公益增進を目的としてゐるからに他ならないが、殊に「ニユース」送受の爲めに放送無電使用の特典を與へられてゐることは、放送無電が「ニユース」の送受手段として經濟的且つ迅速であり、從つて急速に有線通信に代らんとしつゝある現狀に鑑み重大な意味を持つものである。|九州日報社|九州日日新聞社|信濃毎日新聞社|時事新報社|新愛知新聞社|日本放送協会|監事社|都新聞社|更に又同盟通信社は社団法人の組織おとることによつて、その事業が根本に於いて国家国民の公益のために営まれるべきことお明かにしている。同盟通信社が電信電話の使用に就いて政府から特に便宜特典お与へられているのは、此の事業が公益増進お目的としているからに他ならないが、殊に「ニユース」送受の為めに放送無電使用の特典お与へられていることは、放送無電が「ニユース」の送受手段として経済的且つ迅速であり、従つて急速に有線通信に代らんとしつゝある現狀に鑑み重大な意味お持つものである。
6
 
同盟通信社の機構 P.00081936年【本文】|同盟通信社の任務|同盟通信社は正確公平な報道の普及と國際的諒解の增進とに資する爲め、內外の「ニユース」を蒐集編纂し、これを社員たる新聞社及び放送協會に通報し、且又海外の通信社及び新聞社に通報することを以てその事業の目的としてゐる。|日刊新聞社及び放送協會の協同機關たる同盟通信社の中心的任務は之等構成員の爲めに正確に遺漏なく、且つ迅速に、日々の「ニユース」を配給することにある。政府の發表、聲明の類、國際會議の經過、人事の移動、天變地異、スポーツの勝敗の如きは何れも歷た|同盟通信社の任務|同盟通信社は正確公平な報道の普及と国際的諒解の増進とに資する為め、内外の「ニユース」お蒐集編纂し、これお社員たる新聞社及び放送協会に通報し、且又海外の通信社及び新聞社に通報することお以てその事業の目的としている。|日刊新聞社及び放送協会の協同機関たる同盟通信社の中心的任務は之等構成員の為めに正確に遺漏なく、且つ迅速に、日々の「ニユース」お配給することにある。政府の発表、声明の類、国際会議の経過、人事の移動、天変地異、スポーツの勝敗の如きは何れも歷た
7
 
同盟通信社の機構 P.00091936年【本文】|る客觀的事實であつて、新聞社や放送局によつてその「ニユース」に相異のあるものではない。爲替、物價、株式、貿易の變動亦然りである。同盟通信社の第一の任務は之等の客觀的事實を報道することにあり、之によつて各社の勞力の重複を救ひ、經濟的負擔を輕減するにある。事實今日同盟通信社は、內外の政界財界の動きは固より、日々の雜多な事件まで凡そありとあらゆる「ニユース」を刻々に各社員に通報し、朝夕の新聞紙やラヂオニユースの骨組なり、土臺なりを提供してゐるので、報道界の擴充と强化とは同盟通信社の發展如何と重大關係にあるのである。|國際的に見た同盟通信社の任務は我國の「ニユース」を外國に對し正確且つ迅速に報道することにあり、此の分野に於いて同盟通信社は殆んど獨占的の地位を與へられ、從つてそれ丈け重大な責任を負ふてゐるのである。現在日本には海外の有力新聞社を代表する多數|る客観的事実であつて、新聞社や放送局によつてその「ニユース」に相異のあるものではない。為替、物価、株式、貿易の変動亦然りである。同盟通信社の第一の任務は之等の客観的事実お報道することにあり、之によつて各社の労力の重複お救ひ、経済的負担お軽減するにある。事実今日同盟通信社は、内外の政界財界の動きは固より、日々の雑多な事件まで凡そありとあらゆる「ニユース」お刻々に各社員に通報し、朝夕の新聞紙やラジオニユースの骨組なり、土台なりお提供しているので、報道界の拡充と强化とは同盟通信社の発展如何と重大関係にあるのである。|国際的に見た同盟通信社の任務は我国の「ニユース」お外国に対し正確且つ迅速に報道することにあり、此の分野に於いて同盟通信社は殆んど独占的の地位お与へられ、従つてそれ丈け重大な責任お負ふているのである。現在日本には海外の有力新聞社お代表する多数
8
 
同盟通信社の機構 P.00101936年【本文】|の通信員が駐在してそれ〓〓少からぬ電報を打つてゐるが、これ等の報道は飽く迄も補足的なもので、根幹をなすものは矢張り日本人自身による日本の報道でなければならない。かくしてこそ初めて世界に向つて日本を語り、その立場を闡明することが出來るのである。|東西兩半球に跨る世界五十餘ケ國の出來事を九千萬の同胞に傳へ、國際情勢に就いての正しい認識と常識とを涵養することも亦同盟通信社の活動の重要な部分を占めてゐる。同盟通信社が英國の「ロイテル」、米國の「A・P」及び「U・P」、フランスの「アヴアス」をはじめドイツの「D・N・B」ソ聯邦の「タス」、その他世界通信聯盟下の三十數社と結び、事實上世界の隅々に至る迄「ニユース」蒐集の手を伸してゐるのは之あるが爲めである。|併し乍ら同盟通信社としては「ニユース」自主の原則を確立するといふ重大使命を負ふ|の通信員が駐在してそれ〓〓少からぬ電報お打つているが、これ等の報道は飽く迄も補足的なもので、根幹おなすものは矢張り日本人自身による日本の報道でなければならない。かくしてこそ初めて世界に向つて日本お語り、その立場お闡明することが出来るのである。|東西両半球に跨る世界五十余ケ国の出来事お九千万の同胞に伝へ、国際情勢に就いての正しい認識と常識とお涵養することも亦同盟通信社の活動の重要な部分お占めている。同盟通信社が英国の「ロイテル」、米国の「A・P」及び「U・P」、フランスの「アブアス」おはじめドイツの「D・N・B」ソ聯邦の「タス」、その他世界通信聯盟下の三十数社と結び、事実上世界の隅々に至る迄「ニユース」蒐集の手お伸しているのは之あるが為めである。|併し乍ら同盟通信社としては「ニユース」自主の原則お確立するといふ重大使命お負ふ
9
 
同盟通信社の機構 P.00111936年【本文】|てゐるのであるから、苟くも我が國に利害關係ある事件に關しては、努めて日本人の眼を通して觀た情勢を報道する爲め、海外重要の地に支社・局を設け、通信員を置き、時には又特派員を派遣して獨自の通信網を布いてゐるのである。|海外に於ける同盟通信社の支社、支局及び通信員の所在地を示せば左の如くである。|支社 上海|支局 新京、哈爾濱、奉天、大連、南京、漢口、北平、天津、靑島、濟南、廣東、ロンドン、パリ、ベルリン、モスクワ、ニユーヨーク、ワシントン|通信員 滿洲里、海拉爾、齊々哈爾、龍井村、安東、山海關、吉林、芝罘、福州、香港、盤谷、シンガポール、バタヴイア、スラバヤ、マニラ、ダヴアオ、シドニー、サンフランシスコ、ヴアンクーヴアー、ロサンジエルス、ホノルル、リオデジヤネイロ|ているのであるから、苟くも我が国に利害関係ある事件に関しては、努めて日本人の眼お通して観た情勢お報道する為め、海外重要の地に支社・局お設け、通信員お置き、時には又特派員お派遣して独自の通信網お布いているのである。|海外に於ける同盟通信社の支社、支局及び通信員の所在地お示せば左の如くである。|支社 上海|支局 新京、哈爾浜、奉天、大連、南京、漢口、北平、天津、青島、済南、広東、ロンドン、パリ、ベルリン、モスクワ、ニユーヨーク、ワシントン|通信員 満州里、海拉爾、斉々哈爾、竜井村、安東、山海関、吉林、芝罘、福州、香港、盤谷、シンガポール、バタブイア、スラバヤ、マニラ、ダブアオ、シドニー、サンフランシスコ、ブアンクーブアー、ロサンジエルス、ホノルル、リオデジヤネイロ
10
 
同盟通信社の機構 P.00121936年【本文】|同盟通信社の活動機關|同盟通信社はその任務を遂行する爲め東京に本社を大阪、門司、名古屋、上海の各地に支社を置き、更に國內、國外の樞要の地に支局を設け、又その他の重要地點に通信員を置いてゐる。本社、支社・局を通じて同盟通信社の職員として日々の業務に從事してゐるものは十月末現在で社員約一千百名、社員外の職員約六百五十名であるが、之等千七百餘名の內約五百五十人が東京の本社に所屬してゐる。試みに東京本社の機構を圖で示せば左の如くである。|同盟通信社の活動機関|同盟通信社はその任務お遂行する為め東京に本社お大坂、門司、名古屋、上海の各地に支社お置き、更に国内、国外の枢要の地に支局お設け、又その他の重要地点に通信員お置いている。本社、支社・局お通じて同盟通信社の職員として日々の業務に従事しているものは十月末現在で社員約一千百名、社員外の職員約六百五十名であるが、之等千七百余名の内約五百五十人が東京の本社に所属している。試みに東京本社の機構お図で示せば左の如くである。
11
 
同盟通信社の機構 P.00131936年【本文】|總務局は庶務經理など社の一般的事務をはじめ對外折衝、出版等の事務を司る。|編輯局は國內「ニユース」の蒐集及編輯に當る各部、即ち「政治」「經濟」「社會」「運動」「演藝」の五部と、滿洲國、支那各地からの「ニユース」を擔當する「東亞」、歐米その他海外各地からの「ニユース」を擔當する「外信」の二部とを中心に置き、日々の「ニユース」を地方新聞社の爲めに再編輯する「地方部」を以て中央と地方とを結び、更に特別通信の編輯に當る「特信部」、內外通信|東京本社|總務局|庶務部|經理部|業務部|出版部|編輯局|政治部|經濟部|社會部|地方部|外信部|東亞部|特信部|運動部|演藝部|調査部|寫眞部|外報局|英文部|發信部|經濟局|商況部|外經部|週報部|聯絡局|聯絡部|規畫部|發送部|タイプ部|総務局は庶務経理など社の一般的事務おはじめ対外折衝、出版等の事務お司る。|編輯局は国内「ニユース」の蒐集及編輯に当る各部、即ち「政治」「経済」「社会」「運動」「演芸」の五部と、満州国、支那各地からの「ニユース」お担当する「東亜」、欧米その他海外各地からの「ニユース」お担当する「外信」の二部とお中心に置き、日々の「ニユース」お地方新聞社の為めに再編輯する「地方部」お以て中央と地方とお結び、更に特別通信の編輯に当る「特信部」、内外通信|東京本社|総務局|経理部|経済部|社会部|東亜部|演芸部|写真部|発信部|経済局|外経部|規画部|発送部
12
 
同盟通信社の機構 P.00141936年【本文】|の基礎的諸調査に任ずる「調査部」、寫眞通信の蒐集頒布に當る「寫眞部」を以て報道陣の完璧を期してゐる。|外報局は第一には國內「ニユース」の對外報道に任ずるもので、海外に對する放送「ニユース」の編輯は固より、締盟外國通信社の東京駐在員との聯絡にも當つてゐる。右の目的に基く英文通信の編輯なども此の局の任務である。|經濟局は海外及國內の市況、相場並に之に關聯する情報の蒐集、編輯、報道、頒布に當るもので、週刊『國際經濟週報』の編輯も此の局の仕事に含まれてゐる。|聯絡局は「ニユース」の送受に關聯する一切の事務を司るもので、國內に於ける電話又は電信による「ニユース」の送受信、通信の印刷及配達等は何れも此の局の任務である。|の基礎的諸調査に任ずる「調査部」、写真通信の蒐集頒布に当る「写真部」お以て報道陣の完璧お期している。|外報局は第一には国内「ニユース」の対外報道に任ずるもので、海外に対する放送「ニユース」の編輯は固より、締盟外国通信社の東京駐在員との聯絡にも当つている。右の目的に基く英文通信の編輯なども此の局の任務である。|経済局は海外及国内の市況、相場並に之に関聯する情報の蒐集、編輯、報道、頒布に当るもので、週刊『国際経済週報』の編輯も此の局の仕事に含まれている。|聯絡局は「ニユース」の送受に関聯する一切の事務お司るもので、国内に於ける電話又は電信による「ニユース」の送受信、通信の印刷及配達等は何れも此の局の任務である。
13
 
同盟通信社の機構 P.00151936年【本文】|「ニユース」の蒐集、編輯並に頒布|一つの「ニユース」が同盟に入つてから如何に編輯され、如何なる經路を辿つて國內、國外に流れて行くかを示す爲めに『同盟「ニユース」聯絡經路』の圖(十七頁)を挿入したが、之を實例で說明すると次の如くである。|帝國議會で國務大臣が演說を行ひ、その演說が國內的にも國際的にも重大な意義を持つものであると假定する。演說の內容は議會に派遣されてゐる同盟の記者から直通電話で本社編輯局に通報され、編輯局では右の演說を直ちに整理して一つの「同盟ニユース」を作|一つの「ニユース」が同盟に入つてから如何に編輯され、如何なる経路お辿つて国内、国外に流れて行くかお示す為めに『同盟「ニユース」聯絡経路』の図(十七頁)お挿入したが、之お実例で說明すると次の如くである。|帝国議会で国務大臣が演說お行ひ、その演說が国内的にも国際的にも重大な意義お持つものであると仮定する。演說の内容は議会に派遣されている同盟の記者から直通電話で本社編輯局に通報され、編輯局では右の演說お直ちに整理して一つの「同盟ニユース」お作
14
 
同盟通信社の機構 P.00161936年【本文】|り上げる。出來上つた通信は聯絡局の手で印刷され、各新聞社や放送局に配布されるが、特に急を要する場合は同報電話で各社に速報される。一方地方部では同時に此の「ニユース」を地方諸新聞の要求に應じて編輯し、同じく聯絡局に回附し、聯絡局は地方各支社・局を通じ、或は直接に、全國の新聞社に此の「ニユース」を速報する。(附圖『國內ニユース聯絡網』參照)。同じ「ニユース」は同時に外報局で同盟の對外「ニユース」として編輯され、對外放送電報に組込まれた上世界各國に報道される。一方英文部はこれを英譯して英字新聞並に外國通信員の用に供する。|併し國務大臣の演說のやうなものになると必ず之に對する海外での反響があり、之が一つの海外「ニユース」となつて日本へ歸つて來る。海外「ニユース」は海外に在る同盟の支社局を通じ、或は締盟通信社の手から直接に編輯局宛に打電されるのであるが、一旦編輯局|り上げる。出来上つた通信は聯絡局の手で印刷され、各新聞社や放送局に配布されるが、特に急お要する場合は同報電話で各社に速報される。一方地方部では同時に此の「ニユース」お地方諸新聞の要求に応じて編輯し、同じく聯絡局に回附し、聯絡局は地方各支社・局お通じ、或は直接に、全国の新聞社に此の「ニユース」お速報する。(附図『国内ニユース聯絡網』参照)。同じ「ニユース」は同時に外報局で同盟の対外「ニユース」として編輯され、対外放送電報に組込まれた上世界各国に報道される。一方英文部はこれお英訳して英字新聞並に外国通信員の用に供する。|併し国務大臣の演說のやうなものになると必ず之に対する海外での反響があり、之が一つの海外「ニユース」となつて日本へ帰つて来る。海外「ニユース」は海外に在る同盟の支社局お通じ、或は締盟通信社の手から直接に編輯局宛に打電されるのであるが、一旦編輯局
15
 
同盟通信社の機構 P.00171936年【本文】|に入つて編輯された海外「ニユース」は國內「ニユース」と同じ經路に從つて全國の|同盟「ニユース」聯絡經路|外國新聞社通信社|外國特派員|海外支社局|外國「ニユース」源|外報局|編輯局|海外通信員|聯絡局|國内「ニユース」源|國内支社局|國内通信員|新聞社放送局|に入つて編輯された海外「ニユース」は国内「ニユース」と同じ経路に従つて全国の|同盟「ニユース」聯絡経路|外国新聞社通信社|外国特派員|海外支社局|外国「ニユース」源|国内「ニユース」源|国内支社局|国内通信員|新聞社放送局
16
 
同盟通信社の機構 P.00181936年【本文】|新聞社、放送局に送り込まれる。大臣の演說が夕刊に印刷され、翌朝の新聞に之に對する海外の反響が出るやうな場合、此の內外「ニユース」の交流は以上の經路に依つて行はれるのである。海外からの反響に對し當局が更めて批判を加へる例も少くない。此の場合、海外の反響に對する日本側の反響は、更めて一つの國內「ニユース」となつて同盟の「ニユース」流に乘つて、外國からの反響のあとを追つて流れて行く。問題の重要性が大きく、問題が錯綜して來ると、反響が反響を呼ぶのみならず、更にそれに對する反響、又それの反響と、海外と國內との「ニユース」の往復は幾度びか繰返されるのである。|かく、國內報道界の中樞として重要な職能を果してゐる一方、國際的の「ニユース」交流の中心に在つて此の重大な責任を負ふところに同盟通信社の特徴があり、その活動の複雜さと廣さとが示されてゐるのである。|新聞社、放送局に送り込まれる。大臣の演說が夕刊に印刷され、翌朝の新聞に之に対する海外の反響が出るやうな場合、此の内外「ニユース」の交流は以上の経路に依つて行はれるのである。海外からの反響に対し当局が更めて批判お加へる例も少くない。此の場合、海外の反響に対する日本側の反響は、更めて一つの国内「ニユース」となつて同盟の「ニユース」流に乗つて、外国からの反響のあとお追つて流れて行く。問題の重要性が大きく、問題が錯綜して来ると、反響が反響お呼ぶのみならず、更にそれに対する反響、又それの反響と、海外と国内との「ニユース」の往復は幾度びか繰返されるのである。|かく、国内報道界の中枢として重要な職能お果している一方、国際的の「ニユース」交流の中心に在つて此の重大な責任お負ふところに同盟通信社の特徴があり、その活動の複雑さと広さとが示されているのである。
17
 
同盟通信社の機構 P.00191936年【本文】|國際的「ニユース」聯絡|附圖として挿入した『外國「ニユース」蒐集網』の圖は昭和十一年十月末現在に於ける海外からの直電系統を示したものであるが、平時に於ける歐洲各地からの「ニユース」の多くは、一旦、ロンドン、パリ、ベルリン、モスクワなどの重要中心地點に取纒められた上で打電されて居り、而もその大部分は外國放送電報に組込まれて送られてゐる。之等の外電は第一に各々の國の「ニユース」を報道することに重點を置いてゐるが、ロンドンは英帝國の大部分、パリ、ベルリンは歐洲大陸の諸國といふやうに、おのづから夫々の地理的政治的事情|国際的「ニユース」聯絡|附図として挿入した『外国「ニユース」蒐集網』の図は昭和十一年十月末現在に於ける海外からの直電系統お示したものであるが、平時に於ける欧州各地からの「ニユース」の多くは、一旦、ロンドン、パリ、ベルリン、モスクワなどの重要中心地点に取纏められた上で打電されて居り、而もその大部分は外国放送電報に組込まれて送られている。之等の外電は第一に各々の国の「ニユース」お報道することに重点お置いているが、ロンドンは英帝国の大部分、パリ、ベルリンは欧州大陸の諸国といふやうに、おのずから夫々の地理的政治的事情
18
 
同盟通信社の機構 P.00201936年【本文】|に基いてその國以外の「ニユース」をも「カヴアー」してゐる。|本年第三四半季に同盟通信社に入電した外國電報の月平均をとり、關係地域別にその內容を分類すると大體左の如くである。但し此の分類では、平常時に於ける狀態を示す爲め、七・八兩月に於いて夥しい量にのぼつたオリムピツク關係電報は除外してある。| 一ケ月平均語數 百分比|東亞「ニユース」|滿洲國 七、〇〇〇|支那各地 一八、〇〇〇|その他(暹羅、比島等々) 一、〇〇〇|計 二六、〇〇〇 二三・六|米洲「ニユース」 三六、〇〇〇 三二・七|歐洲「ニユース」|に基いてその国以外の「ニユース」おも「カブアー」している。|本年第三四半季に同盟通信社に入電した外国電報の月平均おとり、関係地域別にその内容お分類すると大体左の如くである。但し此の分類では、平常時に於ける狀態お示す為め、七・八両月に於いて夥しい量にのぼつたオリムピツク関係電報は除外してある。| 一ケ月平均語数 百分比|東亜「ニユース」|満州国 七、〇〇〇|米州「ニユース」 三六、〇〇〇 三二・七|欧州「ニユース」
19
 
同盟通信社の機構 P.00211936年【本文】|英本國、英帝國の大部分 一〇、〇〇〇|フランス並にフランスを中心とした歐洲大陸 二〇、〇〇〇|ドイツ並にドイツを中心とした歐洲大陸 八、〇〇〇|ソヴエト聯邦 一〇、〇〇〇|計 四八、〇〇〇 四三・六|總計 一一〇、〇〇〇 一〇〇・〇|(附圖『外電內容地域別表』參照)|對外「ニユース」發信經路は「ニユース」蒐集經路を幾分修正し、簡單化したものであるが、今日同盟通信社の對外的報道の中心をなすものは無電による放送で、現在正式又は非公式に同盟の英文「ニユース」放送電報を受信してゐる國々は、フランス、ソヴエト聯邦、ドイツ、英國、イタリア、瑞西、ポーランド、暹羅、蘭領東印度、トルコ、ラトヴイア、|英本国、英帝国の大部分 一〇、〇〇〇|フランス並にフランスお中心とした欧州大陸 二〇、〇〇〇|ドイツ並にドイツお中心とした欧州大陸 八、〇〇〇|ソブエト聯邦 一〇、〇〇〇|総計 一一〇、〇〇〇 一〇〇・〇|(附図『外電内容地域別表』参照)|対外「ニユース」発信経路は「ニユース」蒐集経路お幾分修正し、簡単化したものであるが、今日同盟通信社の対外的報道の中心おなすものは無電による放送で、現在正式又は非公式に同盟の英文「ニユース」放送電報お受信している国々は、フランス、ソブエト聯邦、ドイツ、英国、イタリア、瑞西、ポーランド、暹羅、蘭領東印度、トルコ、ラトブイア、
20
 
同盟通信社の機構 P.00221936年【本文】|エストニア、リトアニア、メキシコ、ペルー、南阿聯邦、イラン等の諸國である。|十月末現在の一日當放送回數及び語數を示せば左の如くである。| 回數 語數|對歐洲放送 二 四〇〇(英文)|對東亞・南洋・南北米放送 二 四〇〇(英文)|對支放送 一一 二、七〇〇(和文)|計 一五 三、五〇〇|(附圖『放送電報』參照)|エストニア、リトアニア、メキシコ、ペルー、南阿聯邦、イラン等の諸国である。|十月末現在の一日当放送回数及び語数お示せば左の如くである。| 回数 語数|対欧州放送 二 四〇〇(英文)|対東亜・南洋・南北米放送 二 四〇〇(英文)|対支放送 一一 二、七〇〇(和文)|(附図『放送電報』参照)
21
 
同盟通信社の機構 P.00231936年【本文】|同盟通信社の經濟通信|同盟通信社が營む附帶事業の最重要なものに經濟通信がある。經濟通信も同盟の「ニユース」の一部門として各新聞社や放送局に配布されることは謂ふまでもないが、同時にこれは銀行、會社、商店などの個人購讀者にも速報される。|同盟通信社の海外相場及び經濟情報の外電は旣に二十年の歷史を有し、財界各方面の要求の增大に伴ひ、漸次擴充されて來たもので、我國各市場に於ける指針となつてゐるが、我が經濟界にとつて一刻も忽せに出來ない此の重要な相場、情報、「ニユース」を、正確|同盟通信社の経済通信|同盟通信社が営む附帯事業の最重要なものに経済通信がある。経済通信も同盟の「ニユース」の一部門として各新聞社や放送局に配布されることは謂ふまでもないが、同時にこれは銀行、会社、商店などの個人購読者にも速報される。|同盟通信社の海外相場及び経済情報の外電は旣に二十年の歷史お有し、財界各方面の要求の増大に伴ひ、漸次拡充されて来たもので、我国各市場に於ける指針となつているが、我が経済界にとつて一刻も忽せに出来ない此の重要な相場、情報、「ニユース」お、正確
22
 
同盟通信社の機構 P.00241936年【本文】|に、且迅速に配布することは同盟通信社のやうな國際的、國內的聯絡網を持つ機關のみが能くするところで、殊に利害關係の錯綜した經濟界の事柄であるから、同盟のやうな不偏獨立の機關を俟つて初めて公正を期し得るのである。| 現在此の經濟通信の購讀者の數は約二千に達してゐるが、その項目は左の如くである。|內國經濟通信種類|滿洲特產通信|同後場特報|株式短期步ミ通信|株式長期 〃|生絲 〃|人絹 〃|砂糖 〃|護謨通信|油脂 〃|地金 〃|小麥 〃|期米 〃|綿絲 〃|雜糓 〃|に、且迅速に配布することは同盟通信社のやうな国際的、国内的聯絡網お持つ機関のみが能くするところで、殊に利害関係の錯綜した経済界の事柄であるから、同盟のやうな不偏独立の機関お俟つて初めて公正お期し得るのである。| 現在此の経済通信の購読者の数は約二千に達しているが、その項目は左の如くである。|内国経済通信種類|満州特産通信|株式短期歩ミ通信|生糸 〃|小麦 〃|綿糸 〃|雑糓 〃
23
 
同盟通信社の機構 P.00251936年【本文】|海外經濟電報種類|棉花電報|生絲 〃|爲替 〃|株式 〃|金物 〃|護謨 〃|砂糖 〃|小麥電報|油脂 〃|船舶 〃|特別情報|上海爲替特報|埃及棉特報|海外経済電報種類|生糸 〃|為替 〃|小麦電報|上海為替特報
24
 
同盟通信社の機構 P.00261936年【本文】|社團法人 同盟|本社・支|  電話番號|東京本社 京橋區銀座西七丁目 (銀座二一二一)|大阪支社 西區江戶堀上通一丁目 (土佐堀五五五二)|名古屋支社 中區南大津町二ノ一 (中局七六〇)|關門支社 門司市港町海岸通 (門司六五二)|函館支局 仲濱町一五 (函館二〇二八)|靑森支局 大町四丁目 (靑森三四一〇)|仙臺支局 東三番丁一五九 (仙臺一七四四)|桐生支局 永樂町三丁目 (桐生二〇五一)|足利支局 雪輪町二四七二 (足利八八二)|前橋支局 相生町三一 (前橋一八四四)|新潟支局 寄居町三五五 (新潟三〇六六)|富山支局 總曲輪二五一 (富山二一四九)|長野支局 南縣町一〇六一 (長野三一三一)|甲府支局 二十人町七六 (甲府二一〇七)|岡谷支局 岡谷市 (岡谷三〇五九)|松本支局 仲町 (松本一九八一)|橫濱支局 中區南仲通リ三ノ二六 (本局二四二九)|濱松支局 元城町二五 (濱松二二四六)|豊橋支局 花田町石塚 (豊橋五四六〇)|福井支局 佐久良上町九八 (福井二七七〇)|金澤支局 高岡町一二一 (金澤一〇五四)|社団法人 同盟|本社・支|  電話番号|東京本社 京橋区銀座西七丁目 (銀座二一二一)|大坂支社 西区江戸堀上通一丁目 (土佐堀五五五二)|名古屋支社 中区南大津町二ノ一 (中局七六〇)|関門支社 門司市港町海岸通 (門司六五二)|函館支局 仲浜町一五 (函館二〇二八)|青森支局 大町四丁目 (青森三四一〇)|仙台支局 東三番丁一五九 (仙台一七四四)|桐生支局 永楽町三丁目 (桐生二〇五一)|富山支局 総曲輪二五一 (富山二一四九)|長野支局 南県町一〇六一 (長野三一三一)|横浜支局 中区南仲通リ三ノ二六 (本局二四二九)|浜松支局 元城町二五 (浜松二二四六)|福井支局 佐久良上町九八 (福井二七七〇)|金沢支局 高岡町一二一 (金沢一〇五四)
25
 
同盟通信社の機構 P.00271936年【本文】|通信社|社・支局|京都支局 上京區椹木町通烏丸 (上局五八四五)|神戶支局 神戶區海岸通五 (三宮一〇二二)|姫路支局 東紺屋町八 (姫路二二三二)|岡山支局 東中山下二五 (岡山五一〇九)|高松支局 外磨屋町二五 (高松三九〇九)|德島支局 寺島町九三 (德島二五五三)|高知支局 本町四丁目三七五 (高知七六〇)|廣島支局 上流川町二丁目 (廣島五六四八)|松山支局 西町一〇 (松山一六三九)|下關支局 東南部町三三 (下關三六〇七)|大分支局 荷揚町一二〇 (大分六五六)|福岡支局 天神町四二 (福岡一六二五)|佐賀支局 松原町三五 (佐賀九一〇)|長崎支局 千馬町二丁目 (長崎二一一二)|熊本支局 行幸町一 (熊本一六一一)|鹿兒島支局 泉町九五 (鹿兒島一二一一)|臺北支局 大和町二丁目 (臺北三九九六)|釜山支局 大倉町四丁目 (釜山四〇〇六)|京城支局 明治町一丁目 (本局四八八〇)|通信社|社・支局|京都支局 上京区椹木町通烏丸 (上局五八四五)|神戸支局 神戸区海岸通五 (三宮一〇二二)|徳島支局 寺島町九三 (徳島二五五三)|広島支局 上流川町二丁目 (広島五六四八)|下関支局 東南部町三三 (下関三六〇七)|大分支局 荷楊町一二〇 (大分六五六)|福岡支局 天神町四二 (福岡一六二五)|鹿児島支局 泉町九五 (鹿児島一二一一)|台北支局 大和町二丁目 (台北三九九六)
26
 
同盟通信社の機構 P.00281936年【本文】|◇同盟通信社刊行物◇|海外經濟解說|その日その日の重要な世界の經濟問題や時事問題を極めて簡單に、平易に說明したもの。日刊、一ケ月購讀料金五圓。一ケ年金五拾圓。|國際經濟通報|同盟通信社に入電した外電、國內經濟「ニユース」を整理編輯し、之に時事關係記事を盛つた週刊經濟雜誌。每週木曜日發行、一部金貳拾五錢。一ケ年金拾圓。|經濟パンフレツト|每年四、五回發行する世界經濟問題の解說。四六版七、八十頁內外。定價金五拾錢。最新刊『大英帝國の經濟』|同盟パンフレツト|月一回乃至二回發行する時事問題解說書。四六版七、八十頁內外。定價金貳拾錢。最新刊『增稅整稅は國民にどう響くか』|『世相から見た新時代のソ聯邦』|ジャパン・トレイド・ガイド|日本商品を全世界に紹介する目的で發行する年鑑。我生產品數百を網羅して解說す。菊倍版七百頁。定價金貳拾五圓。|國際寫眞新聞|同盟通信社の世界「ニユース」網から集る內外寫眞を中心とした寫眞畫報。每月二回發行。菊倍版五十二頁。一部金五拾錢、一ケ年金九圓。|◇同盟通信社刊行物◇|海外経済解說|その日その日の重要な世界の経済問題や時事問題お極めて簡単に、平易に說明したもの。日刊、一ケ月購読料金五円。一ケ年金五拾円。|国際経済通報|同盟通信社に入電した外電、国内経済「ニユース」お整理編輯し、之に時事関係記事お盛つた週刊経済雑誌。毎週木曜日発行、一部金弐拾五銭。一ケ年金拾円。|経済パンフレツト|毎年四、五回発行する世界経済問題の解說。四六版七、八十頁内外。定価金五拾銭。最新刊『大英帝国の経済』|月一回乃至二回発行する時事問題解說書。四六版七、八十頁内外。定価金弐拾銭。最新刊『増税整税は国民にどう響くか』|ジヤパン・トレイド・ガイド|日本商品お全世界に紹介する目的で発行する年鑑。我生産品数百お網羅して解說す。菊倍版七百頁。定価金弐拾五円。|国際写真新聞|同盟通信社の世界「ニユース」網から集る内外写真お中心とした写真画報。毎月二回発行。菊倍版五十二頁。一部金五拾銭、一ケ年金九円。