更新日 : 2024/03/19 

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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月1日(2608号)1945年【1945】御勅題|社頭寒梅|大宰府神社(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月1日(2608号)1945年【1945】楠公精神を体して七生報国の誠を尽せ|“七度生れて朝敵を滅さん”―烈々たる菊水の流れ、楠公の尽忠無比なる大精神は今皇国の興廃を決する大決戦、凄絶極りなき比島攻防戦に炎となって燃えさかる。見よ、身を神州護持の大義に捧げて必死必中翼持つ爆弾と化して、征きて再び還らざる出撃へ天翔り征く陸海特攻隊神々の、鬼神も哭かう壮烈極りなきあの殉忠至高の体当り攻撃を!従容自若、胸中既に生もなく死もなく、淡々として天翔り征く神々が、必死必中の突撃を敢行して十機あらば十艦を、百機あらば百艦を屠るあの万世に燦たる偉勲を樹立する滅私尽忠こそ、まこと楠公精神の権化に他ならない。楠公死せず、菊水の流れいよいよ清らかに皇国の危急にあたって昭和の楠公は陸続としてつづいている。この若き神々、昭和の楠公はいま、物量笠の驕敵を撃ち砕き、敵米をして震撼戦慄せしめつつあるのだ。七生報国の烈々たる精神生きてあり、この精神を体して従容として征く神々の続く限り、驕敵米英何するものぞ!我等一億、醜の御盾たる光栄のもと滅私奉公、驕敵米英屈服のその日まで、総てを皇国護持の一つに捧げて、敵撃滅へ、ただ驕敵撃滅の途をまっしぐらに総突撃するのだ。恐れず驕がず、冷静沈着に、昭和の楠公特攻隊につづいて一億の心一つに総突撃するのだ。|写真は|1湊川神社に敵撃滅を誓って出陣する学徒|2筥崎宮に必勝祈願の民草|大宰府神社に敵撃滅を誓ふ勇士たち(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月3日(2609号)1945年【1945】驕敵必滅へ“突撃”に誓ふ決勝の断!|神機到来の新春わが大陸軍の威武燦然|突撃!突撃!苛烈極りなき決戦の裡に大らかに明けた大東亜戦決勝の第四春、わが無敵大陸軍は今こそ驕米撃滅を誓って皇国決勝への鉄火の突撃を敢行するのだ。雄渾極りなき大東亜戦略要線厳としていまレイテに大陸の戦野に驕敵圧殺の神機到る春、ああ特攻神鷲の突撃と共に、克く敵尨大鉄量の反攻とベトンの堅塁を肉弾もて粉砕し来った我が神兵の突撃の何と崇高なる至大なることか。突撃こそ決勝の鍵、皇国最後の勝利は正に一億の突撃に在るのだ。|写真は航空要塞都桂林攻略戦に必殺突撃の機窺ふわが精鋭|=飯島報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月3日(2609号)1945年【1945】威武大東亜に燦たり無敵陸軍|燦然と明けた決勝の第四春、いま我無敵大陸軍が皇国最後の勝利への突撃ラッパは高らかに鳴り響くのだ。顧れば大東亜戦第三年こそ敵驕慢の反攻を中部太平洋に西南太平洋に或は緬甸に邀撃、肉弾玉と砕ける凄絶なる決戦を続けつつよくぞ皇国完勝の礎を築き来ったわが神兵が、一方支那大陸縦断といふ大偉業を成し遂げし決戦につぐ決戦連続の年であったのだ。ああ北東の第一線から南はニューギニヤ・ラバウルにまで我精鋭が血もて護り来ったこの大東亜必勝の要線、大陸にいま重慶を圧殺するわが鉄の布陣、これぞ我等が精鋭大陸軍が、突撃につぐ突撃の成果と云はで何と云はう。レイテに決戦の嵐猛らば猛れ、大陸に敵反攻狂はば狂へ!敵尨大鉄量を血肉もて粉砕、ベトンの堅塁を肉弾をもて屠りつつ而も敵強引の反攻を邀へ内線の利に引絞った我が必勝の矢は正に決勝の四春、敵撃滅へと切って放たれるのだ。突撃!突撃!わが無敵大陸軍が滅敵の決意は、必殺決勝の突撃となって爆発する。|写真説明|(1)鵬翼運ね敵撃滅に突撃する我陸鷲|(2)(4)要塞都市桂林攻略へ我神兵の挺身突撃|(3)(5)必殺の銃口もて耽々突撃の機窺ふわが南海の神兵(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月5日(2610号)1945年【1945】天降る神兵高千穂部隊、壮絶極まる空の突撃|決戦の大空を圧しつつ敵サンパブロ飛行場へ奇襲降下|驕敵必殺の我が“空の天兵”遂に決戦場レイテ島に天降る!制空権獲得、補給路撹乱破壊をめぐる凄絶極りなき血戦に、凄愴の気漲りわたる去る六日、パレンバン以来沈黙をまもっていた我が落下傘部隊高千穂隊は神機を捉へて、敵の中枢神経たるブラウェン、サンパブロ、ドラッグ、タクロバン飛行場上空に忽焉としてその雄姿を現し、白刃を揮ひつつ壮烈なる落下傘突撃降下を敢行、忽ち生命とたのむブラウェン、サンパブロを占領し、敵米陣営を震撼せしめたのである。|写真は敵サンパブロ飛行場に奇襲降下する高千穂隊の神兵(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月5日(2610号)1945年【1945】天降る神兵・血戦の大空より突撃降下|突撃!驕敵必殺の“空の神兵”遂に決戦場レイテ島に天降る、パレンバン攻撃以来、沈黙を守り黙々として猛訓練を重ねていた世界に誇る我が落下傘部隊は、今ぞ神機を捉へて、血戦場レイテの敵陣深く天降ったのだ。制空権、補給路切断をめぐる彼我の凄烈極りなき血戦が展開され殺気漲りわたる去る六日夜、高千穂隊の天兵は、敵勢力の中枢神経たるブラウェン、サンパブロ、ドラッグ、タクロバンの敵全飛行場上空から忽焉として花吹雪の如く一兵また一兵、火のスコールとなって炸裂する敵の地上砲火の火網の中に、白刃を揮いつつ、落下傘降下突撃を決行、熾烈極りなき猛撃を加へて生命とたのむ敵の四飛行場に躍り込み、ブラウェン南北両飛行場及びサンパブロを占領して、陸上基地獲得に狂奔する敵に大打撃を与へ、更に有力なる諸隊をもって、オルモック周辺数箇所に連続降下作戦を敢行し、アルブエラ附近に新上陸せる敵のオルモック攻撃に対し、地上部隊に協力して力戦奮闘を重ね、敵米の心胆を奪っているのだ。今こそ敵撃滅の絶対神機、尽忠無比なる必死必中の特攻隊の神々薫空挺隊、更にこの高千穂隊の壮絶極りなき突撃行につづいて、我等また“一億特攻”の本義に徹し、生産戦線に、防空戦線に決然、総突撃を敢行し、もって前線の血戦に応へねばならぬ。|写真は|1天降る高千穂隊の天兵|2レイテの空を蔽ふて降下する空の神兵|3厳たる我が空の神兵|4歓呼におくられて勇躍出撃|5淡々と出撃準備をする神兵|6いざ出撃高千穂隊は出撃する(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月10日(2613号)1945年【1945】驕敵殲滅の絶好無二の神機いたる!|不沈空母たる比島要塞に満を持す皇軍精鋭|レイテからミンドロへ!更に驕将マッカーサーは、その誇る尨大なる物量戦力を絶対無二の作戦として、一月四日、有力なる機動部隊援護の下に約百隻の輸送船団をもって、ルソン島リンガエン方面に対し上陸作戦の機を狙ひ 戦ふ大東亜“の絶対防衛線たる比島全域奪還へヒタ押しに押し寄せて来たのである。この懸軍万里、のびきった敵を一挙に殲滅すべき神機は正に今、一億総てをあげて、烈々たる不惜身命の魂魄をもって飛機増産へ挺身せよ!|写真は比島の夜空を護る我が必中の高射砲隊。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月10日(2613号)1945年【1945】驕敵殲滅の神機到る!一億今こそ総てを挙げて敵撃つ翼をつくれ!!|凄烈な敵機来襲に明けた紀元二千六百五年は、いよいよ激動する息吹きの中に大東亜決戦の天王山比島奪還めざす敵米の強烈なる新作戦企図を邀へて、本格的な火蓋が切られんとする戦勢を示すに至った。驕将マッカーサーが展開したレイテからミンドロへの現戦局に対して、更に強力なる新作戦の企図を有するものと見られつつあったが、果然敵米は、機動部隊援護の下に約百隻の輸送船団をもってルソン島リンガエン方面に対し上陸作戦の機を狙って来たのである。今や敵米は誇る尨大なる物量戦力に絶対の自信をもって「戦ふ大東亜」の絶対防衛線たる比島全域の奪還へヒタ押しに押し寄せて来たのである。これを邀へ撃って、我が護国の神々は血をもって、命をもって皇国護持の生命線比島防衛に死物狂ひの奮戦をつづけ、無数の不沈空母たる島々には、特攻隊を先駆とする精強皇軍が待機し、懸軍万里の敵米撃滅の気魄に燃え立っているのであり、一挙に敵を粉砕するに絶好無二の神機と云ふべき有利なる戦略態勢がここに確立されているのだ。この神機に乗じてこの決戦を決定するのは実に航空兵力の量なのである。航空機増産を急げ!けふの戦に勝たずして何で明日の勝利があろうぞ。敵の物量いかに尨大なろうと、限度がある。今こそ、一億特攻隊として総てをあげて、飛機増産へ挺身せよ!|写真は|1暁闇を衝いて敵地爆撃に向ふわが陸鷲|2サンホセ飛行場急襲に向ふわが荒鷲|3敵機来らば闘魂冴える高射砲隊|4レイテの密林中で急ぎの昼食をとる皇軍精鋭|5比島に於ける我が通信兵の活躍|6必死必中、大空を睥睨する制空戦闘隊精鋭(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月11日(2614号)1945年【1945】敵艦艇七隻我が北方要塞に艦砲射撃|幌莚島守備部隊、猛攻を加へて撃退|日米決戦の帰趨を決すべき比島戦局は、敵のルソン島上陸企図によって今や真に端睨を許さざる様相を示すに至り、日米総力を傾けての一大決戦が正に展開せんとする一月六日、この大反攻に呼応して北東方面にも敵艦艇群が不逞なる蠢動を開始、幌莚島の我陣地に艦砲射撃を加へ来ったが、我が所在部隊はこれを猛攻して直ちに撃退した。|写真は北方の厳たる防備に就く我が精鋭。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月11日(2614号)1945年【1945】神兵北辺に鎮護は固し|熾烈なる決戦いま比島を繞って日米勝敗の天王山を現出するさ中、北辺に黙々鉄の固めに任ずる我が精鋭は粉雪吹く満州の広野に愈々滅敵の鋭鋒を磨きつつあり、遥かなる南方の決戦場を偲んで益々鉄火の闘魂を沸らせているのだ。不逞なるB・29の反撃漸く満州の空に活発化し、敵米が躍起の反攻挑み来るとき、ああ北辺鎮護の重責に黙々挺身する我神兵の何と雄々しきその姿か。決戦の嵐狂はば狂へ、我等が大東亜北辺の護り厳として微動だもせず、忠勇なる我等が精鋭の敢闘は戦果なき血戦に不滅の偉勲をうち樹てているのだ。見よ、凍てつく北満の広野に雪を蹴立てて必勝の武を練るわがますらおの健闘を、姿なき敵に対するその不断の善戦を。この姿にこそ、この血戦にこそ、南海に相次ぐ大戦果挙げる我等が特攻精神が漲り、我等が尽忠の闘魂が沸っているのである。讃えん哉わが北辺鎮護の神兵、仰がん哉わが北辺鉄壁の固めを!|写真説明|1朔北の広野に不断の監視つづける我北辺鎮護の勇士|2遥かに宮城を拝すわが完勝鉄獅子部隊の精鋭|3粉雪積る北満の広野に我神兵鉄火の練磨|4凍てつく満州の山野を蹴って不断の練磨励む我精鋭(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月13日(2616号)1945年【1945】醜敵B・29必墜へ必死必中の闘魂烈々|我が制空隊皇土防衛に鉄石の布陣|昨日も今日も敵B・29は執拗にもわが物心両面に於ける戦力源破砕を企図し本土に来襲、比島決戦の補助としてゲリラ的蠢動を続けつつあるが、必死必中名も震天その儘、皇土の空を震って滅敵の猛威揮ふ我制空部隊は今ぞ鉄壁の堅陣を布きつつあり、愈々旺盛なる闘魂を沸らせでいるのだ。醜敵29来らば来れ、我制空部隊神鷲の断は徹底撃墜に益々その冴えを示すのだ。|写真は模型機を手にして敵機撃墜の神技を教へる我制空隊の兄鷲。(〇〇基地にて)(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月13日(2616号)1945年【1945】皇土の空護って我制空隊必殺の陣|比島決戦の補助作戦として泡よくば我が戦力源を破砕せんと、戦政両略の意図をもて蠢動するマリアナ諸島のB・29は、一月六日またしても関東・東海・近畿に約六十機を以て分散来襲、わが空陸一体の制空陣の邀撃に倉皇として遁走したが、烈々たる滅敵の闘魂に見敵必墜を誓ふ我制空戦闘隊は、南の決戦場に殉忠の翼もて死闘するわが特攻の神鷲に呼応、震天の名も高々と、敢然必死必中の猛威を揮ひつつあり、皇土防衛に必勝の制空陣を布いているのである。ああこの日この目で見た神鷲死生一如の神技、地上の人々は極りない感謝の敬虔な祈りにこめてひたすら滅敵の闘魂に奮ひ起ったのだ。“荒鷲に生命を落さすな、飛行機を造れ”と。而も坦々たる我等が制空隊神鷲の“なあに来ればやっつけるだけですよ”と語るその決意。これこそ厳しくも烈しい我等が制空戦闘隊の誓ひ、皇国必勝へ敢然と体当る我神鷲進撃の姿である。|写真は我制空隊の体当りで左外側エンヂンを吹飛ばされ墜落寸前のB29(帝都上空と)敵機必殺に満を持す我制空隊。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月17日(2619号)1945年【1945】反攻に足掻く敵大軍に必殺の夜襲|雲南最前線に輝く我が神武皇兵の勇戦|昨年雨期明けとともに敵のビルマ反攻は漸く本格化し、ビルマ前線は俄然緊迫の度を加へ、殊に怒西地区より南下を企図する雲南遠征軍十二ヶ師は、ミイトキーナ方面より東南進する米式重慶軍と策応して反攻し来ったが、我がビルマ方面軍はこの敵に対し苛烈なる反撃戦を展開、敵に多大の出血を強要するとともに、必殺の神機に乗じて大打撃を与へつつある。|写真は密林の中で命令を受け出撃せんとする我が精鋭。|=小笠原報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月17日(2619号)1945年【1945】反攻に焦る敵を睥睨しつつ厳たり我が雲南最前線|雨期明けとともに漸く本格化した敵のビルマ反攻に、戦線の空気は俄然緊迫化の度を加へ、殊に怒西地区より南下を企てる雲南遠征軍十二ヶ師は、ミイトキーナ方面より東南進する米式重慶軍と策応し、旧滇緬公路を奪回せんとする敵の野望はいよいよ露骨化するに至った。この敵に対し我がビルマ方面軍は苛烈なる反撃戦を展開、敵に多大の出血を強要するとともに、敵必滅の神機を狙って満を持していた。特に米式重慶軍第三十師、第三十八師が昨年九月初旬のミイトキーナ攻防戦に蒙った人的物的損耗を、空中地上の両輸送をあげて補充し昨年十一月十六日、北東南の三正面からするバーモ総攻撃を開始するや、我が守備隊は、我れに十数倍する大軍を邀撃して血戦をつづけること月余、寡兵よく六千以上の出血を与へ完全にその任務を果し、後方の我が主力部隊の兵力展開を俟って敢然と敵中突破を決行、敵二ヶ師に痛撃を与へつつ、遂に北上中の我が部隊と感激の握手を交したがこれこそ正に燦として輝く神武皇兵の真髄と云ふべきであらう|写真は|1我が陣地より滇緬公路をのぞむ、2密林を進撃する皇軍精鋭、3敵陣へ突入する神武の皇兵、4陣地構築に活躍する皇兵|=雲南前線にて小笠原報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月18日(2620号)1945年【1945】我制空陣執拗あくなき醜翼を台湾に邀撃|必殺の火網に一挙敵グラマン戦闘機二機を屠る|比島に日米決戦刻一刻と緊迫の度を加へ、彼我激闘日を追って凄絶化するさ中、敵機動部隊のわが台湾に対する空襲、或はマリアナ基地よりするB・29の我本土空襲漸く本格化し、我制空陣はその都度これに痛烈な打撃を与へているが、殊に名古屋地区に対する敵機の来襲は執拗を極め、十四日には遂に鬼畜の本性を暴露し、恐れ多くも、豊受大神宮の宮域に爆弾を投下するの暴行を敢てするに至ったのだ。ああ何たる不遜、何たる暴挙ぞ、一億が憤激正に極まり、今こそ我等が復仇必勝の決意は、断乎醜敵撃滅の怒りとなって爆発したのだ。|写真は迎春と共に我制空部隊敵機を迎へて一挙に二機撃墜(黒煙を吐くは敵グラマン戦闘機)=台北にて=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月18日(2620号)1945年【1945】Z旗のもと新鋭潜水艦出撃す|敵米が躍起と焦る無軌道反撃を比島ルソン島に邀へ日米が大決戦正に目前に迫る秋、征いては水漬く屍とその隠密性を遺憾なく発揮して神出鬼没、敵軍を震撼せしめつつある我鉄鯨は、今ぞ決勝の新春を迎へて愈々猛威を揮ひつつあり、三日未明スール海方面に行動中の敵艦艇群を攻撃し駆逐艦一隻を撃沈、五日午後二時過ぎミンダナオ海に敵輸送艦二隻及び中型輸送船二隻をいづれも雷撃により撃沈するほか、十二日にはルソン西方海面に敵水上部隊を捕捉し戦艦一隻を撃沈するの赫々たる偉勲を樹てているのである。ああ今日も征く我潜水艦の出撃―小雨そぼ降る基地では今しも所属長官の熱誠溢るる訓示に固き決意の乗組員は白鉢巻もきりりと出港用意成る鉄鯨に勢揃ふのだ。続いて艦橋のマストに揚がるは正にZ旗、かたへになびくは「皇国護持」の決意発する純白の幟だ。僚艦から揚る万歳のどよめきの中にするすると滑り出す我新鋭潜艦 これぞ滅敵誓ふ無敵鉄鯨の荘厳な出撃の一瞬なのだ。征くぞ潜艦、我等が新鋭潜水艦は今こそ驕米機動部隊必滅に向ふのだ。|写真はZ旗のもと堂々出撃する我新鋭潜艦と見敵必殺の監視つづける我勇士。下中央は出港準備の我潜艦。|=平手・鈴木報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月19日(2621号)1945年【1945】神域冒涜に一億の怒り爆発|神宮の御前に暴敵撃滅を誓ふ民草の群|敵は遂に、我が日本民族が三千年崇敬の中心と仰ぎ奉る 皇祖鎮座まします神域 伊勢の神宮を妖翼B29の盲爆によって汚がし奉る暴虐を敢てなすに至った。従来屡次にわたり人類道徳上許すべからざる暴虐の数々を繰り返して来た敵は、肇国以来の不敬をはたらいたのである。隠忍忍ぶべからざるを忍んで来たわれらは最早、事ここに到って敵に対し仮借すべき何ものもない。ただ一路、一人百殺もって全米鬼撃滅を誓ふのみである。|写真は神宮の御前に参拝の民草(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月19日(2621号)1945年【1945】フィリピン決戦要図(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月20日(2622号)1945年【1945】決戦迫るビルマ戦線に描く「竹と兵隊」|湲流に清水汲むわが給水班の勇士たち|右をみても左を見ても大密林につぐ大密林、ビルマの第一線はいま敵米英焦躁の総反攻を邀撃すると共に自然的悪条件を克服、ラバウル神兵の陣中敢闘にも劣らぬ明朗敢闘血戦譜を描いている無限の竹材資源を持つビルマの大密林、そこに繰展げられるのはビルマ戦線版「竹と兵隊」の姿である。敵反攻に何するものぞ、竹の給水筒に水汲む勇士の胸には竹を割った大和男子の烈々たる滅敵の敢闘が沸るのだ。|写真は渓流に挺身、給水筒に水を汲む我勇士。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月20日(2622号)1945年【1945】ビルマ戦線版「竹と兵隊」|ビルマ戦線の迎春は北に怒西地区の血戦、南にアキャブ附近の撤収など敵英米総反攻を目睫に満々たる必勝の陣立ての裡にもたらされたが、大密林連続するビルマ第一線のわが勇士は総ゆる困苦を克服、陣中生活にも創意と工夫をこらし、南海の涯ラバウル将兵の敢闘にも劣らぬ決戦明朗風景を描き、来るべき大決戦を前に烈々たる勝利への意志を漲らせているのだ。想へば永い雨期も過ぎ、今ぞ迎へた攻勢転移の乾期、兵隊たちは密林中の竹を切っては陣中生活の豊かさを満たし、やがての日に備へているのだ。箸、茶碗、弁当籠、皿、小鉢まで日用品をはじめ、戦線給水班の給水筒、架橋の竹材利用、宿舎の設営など凡そビルマ戦線に描かれた陣中日記は「竹と兵隊」の一節に飾られているのである。見よ、たまさか陣中の余暇を釣に、食糧自給戦を営むわが勇士の明るい微笑みを。そこには笹薮竹林を背景に綽々たる必勝陣布く我精鋭の意気が溢れているのだ。|写真説明|1迎春を寿ぎ何は無くともお手製の松飾りで必勝の決意を示すビルマ前線のわが勇士|2戦塵の余暇を釣に興ずる勇士たち|34竹林伐採に活躍する我勇士|56陣中生活に見るビルマ戦線版「竹と兵隊」の一節(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月22日(2623号)1945年【1945】畹町攻撃の敵の大出血実に二万三千|重慶雲南遠征軍の士気ますます低調化|滇緬公路沿ひに南下し強引に緬支国境を突破してビルマに侵入せんとする重慶雲南遠征軍を、国境の要衝ワンチンに邀撃したわが精鋭は、挺身斬込隊をもって敵陣深く潜入、砲兵陣地を撹乱して敵を震撼せしめているが、この攻防戦に於ける敵の損害は少くとも二万三千を下らず、この大出血に重慶雲南遠征軍の士気はますます低調化しつつある。|写真は軍旗を奉持して雲南最前線を征く我が精鋭。|=小笠原報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月22日(2623号)1945年【1945】ビルマ戦線要図(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月23日(2624号)1945年【1945】驕慢米軍執拗の反撃を邀撃して厳然|南太平洋基地に不屈の敢闘続ける我荒鷲|驕敵米軍を比島に邀撃、敵主力をルソン島リンガエン湾一角に釘付け我精鋭決勝の神機把えんとする緊迫の戦局下、敵が企む大東亜反攻廻廊の外廓に厳然皇国最後の勝利を信じ、やがての攻勢転移の神機把握に勇戦つづける南太平洋基地の我神鷲は今ぞ不屈の闘魂にラバウル敢闘にも劣らぬ血戦を続けつつあり、敵ハルマヘラ反撃を尻目に克く大東亜必勝の陣を布いている。|写真は南太平洋基地に烈々敢闘勇戦つづける我が荒鷲勇士達。|=阿藤報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月23日(2624号)1945年【1945】不撓不屈・南太平洋に神鷲血戦|日本抹消、日本人抹殺を喚き尨大物量にものを云はせ遮二無二焦る敵米の比島反攻は、レイテ島からミンドロ島へそしてルソン島へと強引無法の反撃を敢て挑み、彼我決戦ここに重大段階に起つ秋、雄渾大東亜の要点を確保して来るべき攻勢転移の神機待つ我南太平洋の荒鷲は決勝の第四春を迎へて愈々明朗敢闘、敵がハルマヘラ来襲熾烈化するを尻目に烈々たる闘魂を沸らせつつあり、ラバウル敢闘にも劣らぬ不屈の勇戦は椰子繁る基地に火と燃えているのだ。見よ、愛機の整備も必死、機あれど飛機なき悲憤を嘆きつつもあくまで戦ひ抜かん決意もて血戦つづける我南太平洋基地の荒鷲達を。焼けつく太陽のもと不断の勇戦つづける我が神兵を。我等ここにひた押しに迫る敵米の不逞な決戦反攻を撃砕する真只中、尽忠皇国最後の勝利を信じ、一兵となるも戦ひ抜かんとする南海の神兵に続き、身を愛機と共に聖なる爆弾と化して天晴れ皇国に殉ずる我特別攻撃隊神鷲の心を心とし、一機でも早く余計に造って前線へ送らう。|写真は南太平洋基地に勇戦つづける我荒鷲。|=阿藤報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月24日(2625号)1945年【1945】「生か死か」戦局正に彼我の根比べ|再開議会に小磯首相烈々の施政方針演説|皇国日本が決戦焦る鬼畜米軍を比島に邀撃し、真に民族興廃の関頭に立つ重大戦局下、第八十六議会は二十一日再開されたが、再開議会劈頭小磯首相はさきに発表された五大決戦施策を根軸とし今後新たに展開さるべき協力政治の全貌を闡明「生か死か」一億が今後愈々加重すべき如何なる苦難にも敢然と耐へ抜き、最後まで戦き抜くことこそ皇国最後の勝利を獲得するものなりと喝破烈々たる政府の所信を披歴し中外に絶大な感銘を与へた。|写真は再開議会劈頭小磯首相の一般施政方針演説。(貴族院にて)【注記】撮影=1945年1月21日▼人名=小磯国昭(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月24日(2625号)1945年【1945】「生か死か」翼賛審議の熱意沸る再開の敵前議会|不逞なる野望のもと遮二無二反攻焦る鬼畜米軍を大比島に邀撃して、我精鋭皇国護持の大使命達成にいま凄絶無比なる血戦続ける真只中、旧臘二十六日畏くも 天皇陛下の御親臨を仰ぎ奉り、いと厳粛に開院式を挙行、二十七日杉山陸相、米内海相の戦況報告に掉尾を飾って休会に入った第八十六通常議会は、一月二十一日再開されたが、小磯首相は再開議会劈頭、貴衆両院本会議に於てそれぞれ一般施政方針演説を行ひ、今や皇国興廃の関頭に立ち、太平洋戦勢また楽観を許さぬ秋、政府は軍官施策を強力に一体推進せんと、いはゆる五大決戦重要施策に触れ工場の疎開と地下移設断行、勤労動員並に管理の調整等に言及、今次戦争の本質を、「生か死か」の絶対戦なりと断じ、真に皇国最後の勝利は一億が苛烈凄愴な現決戦に戦ひ抜き勝抜き得るか否かに懸ると獅子吼、重光外相また帝国の外交方針を不脅威、不侵略の世界建設にありと闡明、支那の大義復帰を要望して、さきに宣言された大東亜共同宣言の五原則を重ねて闡明、これが具現こそ皇国外交の基本なりと喝破、内外に絶大な感銘を与へたが、ついで金光、中島、木村三氏の質問に対し政府の積極答弁は再開の敵前議会の真面目を発揮、沸る翼賛審議の熱意は「ここも戦場」の決意に燃えて、白亜の殿堂を揺り逞しい皇国必勝の意志を爆発させた。|写真は1再開議会劈頭小磯首相の一般施政演説|2外交演説する重光外相|3石渡蔵相財政演説|4中島氏への質問に対し答弁する吉田軍需大臣|5質問に答へる島田農商相|6木村氏の質問に答へる大達内相|78旧臘第八十六通常議会開会に当って戦況報告する陸海相|9議会演説に聞入るスターマー独大使とバルガス・フィリピン大使|10議会に臨む各大臣|衆議院本会議全景|天皇陛下 第八十六議会開院式に行幸(謹写)【注記】人名=杉山元、米内光政、小磯国昭、重光葵、金光廉夫、中島彌団次、木村正義、石渡荘太郎、吉田茂、島田俊雄、大達茂雄(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月25日(2626号)1945年【1945】烈風吹きすさぶ高度一万米の血戦場に|妖翼撃滅に天翔り征く我が制空戦闘隊|凄絶極りなき比島の決戦に呼応して、妖翼の基地マリアナにあって耽々、我が後方戦略源の破摧と神経撹乱を企図しつつある敵B29群は、不逞にも、皇祖の鎮座まします伊勢の神域を汚し奉る暴虐を敢てなすにいたった。この非人道極る大不敬に、沸り立つ、一億の憤怒を、愛機の双翼に乗せて、烈風吹きすさぶ高度一万米の決戦場に突撃する我が陸海制空戦闘隊の猛鷲は、妖翼撃滅へ日夜を分たず奮戦を続けつつある。|写真は暁闇に出撃の機を待つ我新鋭飛燕。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月25日(2626号)1945年【1945】妖翼撃滅へ!|満を持す我陸海制空戦闘隊|苛烈極る比島決戦と呼応して、マリアナ基地に妖翼を秘め、耽々我が本土襲撃を狙っている敵B29の群は、後方戦力源破摧と神経撹乱を企図しつつ、不逞にも我が神州に侵入し、不敬にも、皇祖の鎮座まします伊勢の神域を汚し奉る暴虐を敢てなすにいたった。この肇国以来の大不敬に、沸り立つ一億の憤怒をこめ、我が陸海制空戦闘隊の猛鷲は、誇る新鋭、屠龍、飛燕、月光、零戦、彗星、雷電等の愛機を駆って、高々度一万米の妖翼B29撃滅の戦線へ突撃を敢行する。今迄の邀撃高度八千乃至九千の戦線は、我が神鷲の猛攻に、上へ上へとのび、邀撃戦線は遂に一万米を突破したのである。壮烈殉忠の体当りを恐れ、逃げまどいつつ盲爆を繰返さんとする敵機めがけて、猛然舞ひ上る無敵日の丸の翼は、烈風吹きすさぶ零下五十度、底知れぬ自然の暴威に挑みつつ、高度一万の血戦場に身機一体、ただ敵機撃滅の闘志に燃えて、征きに征くのだ。この不屈、この不撓の、魂の突撃の前に、絶対不落を誇り、科学の持つ総てを傾注した世界最強最大を誇号する超空の要塞B29の翼は脆くも次々と打ち折られ、倉皇として遁走しつつあるのである。|写真は|1出撃を待つ我が制空戦闘隊|2友軍機の出撃を見送る監視員|3B29邀撃に出発する我海軍制空部隊|4出撃せんとする新鋭飛燕|5出撃を待つ我が新鋭屠龍|6関西地区来襲の敵機を邀撃し、大戦果をあげて莞爾たる左より石原進飛曹、松本佐市上飛曹、桑原清美少尉、越智明志上飛曹(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月26日(2627号)1945年【1945】敵米が焦る大東亜反攻に先制の偉勲燦然|洞窟格納庫に見る桂林飛行場潰滅の末路|必死執拗敵米が大東亜反攻はいま比島を中心に、泥棒猫の如き機動部隊を南支那海附近にまでうろつかせ耽々と共栄圏撹乱を企図し皇土反攻に躍起の足掻きを示しつつあるが、敵米空軍が大陸の基地桂林既に陥ち昆明・成都またわが猛翼下に喘ぐ秋、いまぞ敵反攻に先制の痛撃浴びせし我桂林攻略・大陸打通の成果こそ特筆さるべきもの、皇軍の神算鬼謀厳として今こそ敵反攻に大陸決戦鉄壁の陣を布いている。|写真は桂林飛行場で敵在支米空軍が使用せる洞窟格納庫|=別所報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月26日(2627号)1945年【1945】皇軍進駐下に蘇える広西|航空機の傘をかざし、艦船の橋を架け、比島奪還へ必死の反攻続ける敵米の太平洋攻勢と呼応して支那大陸より対日総反攻を企図しつつあった米蒋連合軍に対して大鉄槌を下した皇軍精鋭は、破竹の如く大陸の戦野を席巻し、南北大陸に分断する輝く大戦果を樹立するにいたったが、去る十一月二十八日北部仏印国境を突破進撃を開始した仏印駐屯の我が精鋭部隊は、敗走する敵大軍を追ふて急進撃をつづけ十二月十日、遂に南寧より南下せる在支作戦軍と綏緑に於いて歴史的握手を交すに至った。我が仏印駐屯軍が進駐して各部落を占領した報に接するや、重慶政府に苦しめられていた良民は続々と復帰し、旬日ならずして市場は開き、診療所は新設されて秩序は着々と恢復した。我が軍陣医学の仁術に涙を流して感謝する民衆は、惜しみなく家畜野菜を供出し、輸送路新設には老若男女を問はず、労力奉仕を申し出てくるなど、此処彼処に蘇る広西の朗声が聞えてくる。|写真は|1殲滅合同作戦を練る南北先遣部隊長|2仏印駐屯軍先遣部隊堂々の綏緑入城|3重慶軍の盲爆に傷ついた良民を手当する皇軍勇士|4日本軍戦果ニュース写真に驚嘆する子供達|5日本を説明する兵隊さん|6六豚買出しの兵隊さん(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月27日(2628号)1945年【1945】飛行艇の護衛下沸るは滅敵必勝の誓ひ|決戦の南海を急航する我輸送船団|決戦今や全比島に及び彼我勝敗の鍵かかって今日この一瞬に在る秋、血戦息つく間もなき第一線に新鋭の威力注ぎ込まんとする我輸送船団は堂々海鷲の鵬翼下、敵機・敵潜の跳梁する南海を急航断乎敵撃滅に向ふのだ。ああ堂々の輸送船、枚を銜くんで征くその威容こそ必勝日本の鉄火の進撃を表徴するもの、遮二無二決戦焦る敵米軍撃滅誓ふ皇軍不抜の決意の具現である。|写真は海鷲の鵬翼下、堂々決戦海域を征く我輸送船団。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月27日(2628号)1945年【1945】堂々たり我輸送船団決戦海域を急航|今や大東亜戦争は比島を中心に陸海空の三面に亘り凄絶無比なる決戦段階に突入しているが、旺盛なる戦意もて遮二無二決戦焦る米鬼を邀撃して我特攻神鷲息つく間もなき連続攻撃を敢行、陸の神兵またサンファビアン附近の敵中に突入、斬込挺身の猛威に絶大な戦果挙げつつある秋、堂々たり我輸送船団決戦海域を進撃、血戦の第一線に新威力を揮わんとするのだ。執拗なる敵機・敵潜の挑戦何するものぞ、威容四臨をはらう我輸送船団の何と逞しきその姿か。砲に身を寄せ敵機と戦ふ船舶制空隊、測鏡に眼を充血させて勇戦つづける観測兵、ああ祖国よさらば栄えあれと甲板に捧げ銃する我等が勇士の胸には烈々尽忠の決意が沸るのだ。征くぞ我等が新鋭部隊、尨大物量恃む鬼畜米軍撃滅へ、わが輸送船団は堂々決戦の南海を征くのだ。|写真は輸送船上に烈々尽忠の闘魂もて厳たる我神兵。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月29日(2629号)1945年【1945】北に南に米蒋、英印軍躍起の反撃を邀へ|決戦ビルマの大密林に我通信兵滅敵の誓ひ|昨年雨期明けとともにビルマ戦線は頓に緊迫化を告げ、怒西地区に或はアキャブ附近に敵反攻漸く活発化するさ中、滅敵必勝誓ふ我精鋭の中枢神経ともなるべき通信隊勇士は、愈々勇奮総ゆる苦難と闘ひ敵反撃を排除して、必勝通信の確保に任じつつあり、今しも密林の第一線に迎春、祖国遥拝の「捧げ銃」する神兵が胸中には、比島決戦に呼応して断乎たる大陸戦線必勝の闘魂が沸るのだ。|写真は血戦熾烈化する密林の第一線に滅敵を誓って祖国遥拝の捧げ銃する我通信隊|=小川特派員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月29日(2629号)1945年【1945】ビルマに戦ふ通信兵|昨年雨期明けと共に敵の動きは逐次活発となり、怒西に於ける雲南遠征軍七ヶ師が蜿町に対する攻撃を始め、その後方に更に三ヶ師が蠢動、イラワヂ河東岸にては米支混合約二ヶ師が、ミイトキーナ地区ではマンダレー西方百粁のモニワ附近で七ヶ師が夫々我守備軍と激戦を展開、アキャブ附近の血戦また新春以来凄絶の一途を辿りつつある秋、ビルマ派遣軍の士気愈々旺盛、断乎として敵撃滅の闘魂に沸りつつあり、鉄壁の撃滅陣は攻勢転移の神機把握へ烈々の決意を燃やしているのだ。見よ、人跡未踏の大密林を克服して蟻も洩らさぬ鉄陣布く我精鋭を。またその中枢神経ともいふべき通信を確保して活躍する我通信兵の姿を。そこには千古斧を入れざるジャングルを切り拓きつつ克く架線に、保線に不断の活躍つづける神兵不屈の必勝魂が沸るのだ。振り上げる斧、うち振る手旗、敵執拗の反撃を排除していまこそ我通信兵はビルマ戦線にも滅敵必勝の勇戦を展開するのだ。敵反攻が何ぞ、敵反撃何するものぞ。逞しくも敵撃滅へ我が通信兵は進撃する。|写真は血戦のビルマ戦線に迎春、祖国を遥拝する我通信隊員勇士と大密林中の活躍並に陣中の腕相撲。|=小川特派員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月30日(2630号)1945年【1945】熾烈執拗な敵空軍の反撃下に毅然|見敵必墜誓って勇戦続ける我制空隊|不逞なる大東亜屈伏の野望に比島を中心とする鬼畜米の反撃愈々熾烈化し、皇軍精鋭いま凄絶無比なるこれが邀撃戦を展開、正に“生か死か”大東亜の運命を断乎この一戦に賭けての血戦を続けているが、ルソンの敵陸上基地設営使用と共に益々執拗を極める敵機の反撃下、大比島に戦ふ我制空地上部隊は日夜不断の勇戦を続けつつあり、尨大鉄量もて襲ひかかる敵機をものともせずこれに痛烈な打撃を与へている。|写真は大比島の防衛に日夜不断の活躍をつづける我制空部隊。|=春日報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月30日(2630号)1945年【1945】凄愴なる血戦続く比島戦線|リンガエン湾に敵を邀へて以来すでに半ヶ月敵の攻勢は橋頭堡設定とともに、漸次機動性ある作戦を開始し来り、敵第十四軍団の一箇師は逐次南下を企図し、十五日にはアグノ河畔に到達、その一部は渡河二十日頃、リンガエン南方八十キロのタルラック及タルラック東々南七キロのラパスに侵入した模様であり、更にリンガエン湾西側のポリナオ半島突端アラミノスに上陸するとともに、リンガエン湾には引続き船団を繰込み、二十日には二十隻、二十一日には三十隻、二十二日にも相当多数の輸送船団を集結しつつあるのである。この圧倒的なる敵の量的大攻勢を邀撃して、我が陸海空の神兵は、必死の斬込挺身、肉弾猛攻に依って、この大敵を撃破撃攘しつつ、敵の進撃を押へている。昨日も、今日も、殉忠の翼を羽搏かして、我が神鷲は必死必中の巨弾と化して敵艦隊に命中地上神兵は破甲爆弾と化して敵戦車に体当りを敢行しつつあるこの現戦局の凄絶さ、胸をかきむしるやうな無念極りなきこの現実を前にして我々真に“我々の誠”の足らざりしことを痛感すべきである。飛機ありせば、優秀なる武器、敵に劣らぬ量ありせば、若き神鷲、若き神々をして必死必中の体当りを敢行せしめ、あたら若桜を散らさねばならぬあの口惜しき作戦をとらで済んだものを。一億の誠未だ足らず、昨日も今日も、比島戦線の大空に若き神鷲は必中の突撃を決行しているのである。問答も議論も最早無用、冷静沈着にこの厳しき現戦局を把握して、一日も早く、一刻も速く敵撃つ翼の、敵撃つ武器の、敵撃つ船の大増産へ、一億の誠を凝集し、更に迫る大決戦に総てを捧げて戦ひ勝たねばならぬ。|写真は比島決戦に奮戦する皇軍精鋭|1敵機邀撃の堅陣布くわが高射砲隊|2大挙敵陣粉砕へ向ふ陸軍爆撃隊|3敵陣粉砕へ出撃する新鋭飛燕戦闘隊|4僚友の歓呼裡に出撃する我が陸鷲|5密林を縫ふて敵陣に迫る皇軍精鋭|6徹宵、大空と戦ふ我が対空陣(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月31日(2631号)1945年【1945】暴虐なる敵機の都心爆撃に憤怒の大鉄槌|妖翼B29二十二機を撃墜、大半に大損害|一月二十七日午後敵は遂に帝都に対して、残虐極りなき都心盲爆をあへてするに至った。曽つての日敵が盟邦ベルリンを、ハンブルグを灰にしたあの憎むべき無差別絨毯爆撃を小規模乍ら、我等が都心に行ったのである。この凶悪なる侵襲敵機B29約七十機を邀撃した我が制空戦闘隊は、航路上各地に於いて空地一体の熾烈なる猛撃を加へ、来襲妖翼群中その二十二機を撃墜、他の大半にも潰滅的大損害を与へてこれを遁走せしめた。|写真は千葉県酒々井町伊篠新田のB29墜落現場。|=熊崎国防写真隊員撮影(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 1月31日(2631号)1945年【1945】絨毯爆撃企つ醜翼B29必墜の凱歌|一月二十七日寒風吹き荒ぶ帝都にまたも醜翼B・29はあらん限りの暴虐を逞しふした。マリアナ諸島を基地とする敵機は約七十機、数編隊を以て十四時頃より十五時頃まで都内数ヶ所に爆弾、焼夷弾を投下憎むべき都心盲爆を敢てしたのだ。もとより我制空部隊は陸海渾然一体、浜松附近から帝都上空、千葉上空にこれを邀追撃し、その二十二機を確実に撃墜、他の大半に損害を与へ、完膚なき迄にこれを撃退し去ったのだ。とは云へ、今次敵の都心盲爆こそは仇敵米の鬼畜の本性を暴露して余す処なく、独ハンブルグ絨毯爆撃の巨魁現マリアナ基地第二十爆撃隊司令少将カーチス・ルメーの獰猛非道の野獣性をその儘、ハンセルに代って着任早々その“奥の手”を露呈し来ったものと云へるのである。この日、敵の都心盲爆に対する都民の挺身防空はよく被害を最小限に食ひ止めたとはいへ次の戦闘に何を我等に教へたか。何時も云はれること乍ら空戦の見物とは何事、あたら尊い生命を待避命令も守らず敵の犠牲に供したことは返す返すも残念、警報発令に慌てて家路へ急ぐ人々の駅への殺到もこれ程危険なことはないのだ。ガラス窓の開放、血液型を記入した名札を身につけることはこれも絶対のこと、警報下の配給行列に至っては厳に戒むべきもの、この戦訓を胸に刻み我等一億は断乎敵鬼畜の爆撃と取組んで愈々沈着冷静、皇国最後の勝利へただ“突撃”を誓はねばならぬ。|写真説明|1仇翼B・29邀撃に出撃する“月光”戦闘部隊。|鈴木報道班員撮影|2酒々井町伊篠新田の畑中へ墜ちたB・29の発動機一個。|3燃え続けるB・29の醜骸。|4活躍する民防空陣。|5敵機撃墜の戦果を語る制空隊勇士。(以上東部軍国防写真隊員撮影)(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月1日(2632号)1945年【1945】血沫吹く東南太平洋に要線を確保|醜翼必墜へ我高射機銃隊鉄火の勇戦|大東亜反攻を焦り強引比島に決戦を挑む敵米は、英機動部隊をかたらひパレンバンに来襲せしめ或は硫黄島にB・24を以て来襲、台湾沖に機動部隊を出撃せしめるなど、躍起の反撃を繰展げているが、今や殉忠莞爾と征く特攻神鷲はじめ荒鷲の勇戦に呼応する所在制空地上部隊は、猛然敵機を邀へて火の敢闘を続けつつあり、執拗熾烈な敵襲下克く大東亜必勝の要地を厳守している。|写真は敵機の反撃何するものぞと対空機銃隊火の敢闘。(東南太平洋基地にて)|=坂斉報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月1日(2632号)1945年【1945】ビルマ戦線に厳たり我が防空陣|比島侵攻作戦に策応し、ビルマ奪還を企図する敵の反攻は漸次活発化し、遂に去る三十一日我が撤収に乗じて南部ビルマ要衝アキャブに侵入し来るととも怒江方面、マンダレー方面の敵戦線も蠢動を開始し来った。この敵地上作戦に呼応して英機動部隊の行動も積極化するに至った。即ち一月十二日、アキャブ東方約五十キロのミエボン附近に上陸、さらに一月二十一日にいたりアキャブ東南百キロのラムレ島北端附近に特設空母二隻、戦艦一隻、巡洋艦三隻、駆逐艦四隻、輸送船五隻からなる船団が出現し同島北端に約一千名の兵員を揚陸した。わが所在部隊はこの敵を邀撃して、勇戦奮闘、航空部隊の大型輸送船撃破炎上二の戦果をはじめとし、陣地構築に狂奔する敵英印第五十軍に必殺の猛撃を加へつつある。かくて雨期明けとともに開始された緬印国境の攻防戦は日一日と熾烈化しつつあるが、我がビルマ派遣軍の精鋭は、鉄桶の防衛陣に拠って満を持して放たず、米英蒋の企図するビルマ奪還反攻に備へている。|写真は我が鉄桶のビルマ防空陣|1対空戦闘を開始せる愛国献納の我が高射砲|2攻撃開始、必墜の気魄漲る弾丸装填|3光芒一閃、忽ち敵を捕捉する照空隊陣地|4測高機と取組む観測班|5命令一下、対空戦闘動作にうつらんとする高射砲陣地(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月2日(2633号)1945年【1945】敵米蒋軍の大陸反攻に先制の痛撃浴びせ|我中南支軍精鋭韶州北方で粤漢線の打通達成|旧臘十日大東亜縦断の偉業を達成、除ろに戦力を培養しつつあった中南支のわが部隊は、一月中旬より南部粤漢線の打通をめざし突如行動を開始したが、一月二十七日作戦開始以来十余日を以て楽昌、韶州の中間に於て南北両軍連絡を完了、また別の我有力部隊は右作戦と併行し遂贛地区敵飛行場群に対し進撃し一月二十八日夜遂に宿怨の遂川飛行場に突入、これを占領したが、今や皇軍必勝の帥は大陸に絶対不敗の地歩を確立、敵重慶軍はもとより大東亜反攻に焦る敵米軍の大陸侵攻の野望に致命的大打撃を与へている。|写真は粤漢線打通をめざし堂々北上する我南支軍精鋭。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月2日(2633号)1945年【1945】戦力源たる石炭増産へ戦ふ満州の鉱山戦士|今や比島を繞る制空海権争奪の血戦日に夜をついで展開され、前線勇士は挙って“航空機を、船を”と絶叫するとき、日満一億一心、満州国の決戦態勢は親邦日本と相組んで正に大磐石の重きをみせ、敵米英撃滅に沸る四千五百万の闘魂はいつに戦力増強に凝集、各職場に敢闘する国民の必勝魂は物凄い底力をみせているのだ。そしてこの戦力増強の根源を先ず決戦兵器の製造にも、戦局の如何を支配する補給輸送にも絶対に必要な石炭に求める満州国では、正に石炭増産を国家の至上命令とし、この要請に応へ、この大戦争に勝ち抜かんとする満州の炭鉱戦士はいまこれが増産に鉄火の敢闘を続けつつあり、比島海域に南溟の涯に昨日も今日も絶えることなく敵艦船に体当り悠久の大義に殉ずる特攻神鷲に応へ、ここにも必勝生産突撃を展開、十億民族の先駆として撓むことなき必勝進軍譜を繰展げているのだ。見よ、大満州に展く石炭増産の大進軍を、これこそ戦ふ十億の力強い必勝進撃の一齣なのだ。|写真説明|1増炭増送坑道を驀進する炭車|2もっこで運ばれた石炭は直ちに貨車へ|347石炭増産増送に活躍する炭鉱の戦士たち|5増炭に挺身する炭鉱の戦士たち|6滝となって落つる石炭は引込線の貨車で決戦へ急送される(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月3日(2634号)1945年【1945】必勝へ沸る大東亜十億民族の決意をここに|血戦の空に鍛へる中国中央空軍教導隊若鷲|大東亜十億民族が沸りたつ仇敵撃滅の決意のうちに、比島決戦を大陸決戦を絶大な関心もて凝視満々たる必勝の信念に燃えるとき決戦中国の明日の運命担って士気愈々昂き中国中央空軍の若鷲は、今ぞ血戦の大空へ征かんと鉄火の練磨に精進しつつあり、青天白日旗の標識も鮮かな愛機のもと敵必殺の神技修得に励んでいるのだ。見よ、今しも教官に敬礼、大陸の大空に飛びたつ若鷲の雄姿を。ここにも進撃大東亜の逞しくも力強き勝利の意志は漲るのだ。|写真は血戦の大空へ民族必勝の決意をここに鉄火の練磨励む中国中央軍教導隊の若鷲。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月3日(2634号)1945年【1945】天翔ける中国の明日の若鷲|“整備点検異状なし”報告する雛鷲の凛たる気魄が朝風を衝く。暁天早くもエンヂンは快調を告げて、大気をふるはせつつ出発の刻を待つ。一直線に整列した練習機の前に整列する中国若人の明るい顔々は限りなく逞しい。指揮官彭連長中佐の右手がサッと上れば一機又一機と鮮やかに離陸する。忽ち高度をとった颯爽たる編隊は旭光に映えて頼母しくも美しい。これは南京政府の要請に応へて“我等の空は我等の翼で護り抜かう”と馳せ参じた中国青年達が、中央空軍教導隊で必死で学ぶ演練の姿である。既に第一期、第二期を若鷲を送り出し、今第三期の雛鷲達が心魂を傾注して連日猛演練を続けている。学課に実習に運動にと、隊長韓之炳少将の指揮下、節度正しい日課によって明日の中国を担ふ彼等の闘魂と技倆はめきめきと磨かれてゆく。やがての日、南溟の洋上、極北の空に優秀機を駆り我が荒鷲と翼ならべて武勲を輝かす日も遠くはない。|写真は|1見事な編隊を組んで快翔する中国の雛鷲|2同乗飛行出発|3朝の国旗掲揚|4我等は空軍教導隊|5我等の空は我等の翼で(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月5日(2635号)1945年【1945】緬印国境に蠢動の敵英軍撃砕へ|鵬翼連ねて巨弾を浴びせる我が陸の荒鷲|旧滇緬公路奪回をめざして緬支国境に蠢動を開始した重慶雲南遠征軍の反攻と呼応して、マユ半島方面の敵は、我がアキャブ撤収に乗じ逐次同方面に侵入し来り、爾後海上よりこれが補給増強しつつあるを察知した我がビルマ方面航空部隊の精鋭は、右の輸送船団及上陸地点に対し、連日必殺の猛攻撃を加へ、敵巡洋艦、輸送船十一隻を撃沈破、揚陸地点爆破炎上八ヶ所の大損害を与へた。|写真は英軍根拠地を猛爆する我が荒鷲。(印緬戦線)|=祓川報道班員撮影=(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月5日(2635号)1945年【1945】大東亜要塞を狙ふ妖翼群の惨憺たる末路|持てる全力を傾注して遮二無二比島奪還の決戦を挑み来り、今必死となってマニラへ南下侵攻を強行せんとする敵米軍と、これを邀撃して壮烈極りなき“全員特攻”体当り斬込肉迫戦を決行する我が地上精鋭との激戦は日とともに愈々凄愴熾烈の度を加へ、皇国の興廃を決するルソン大決戦の機は刻々と熟しつつある。この大決戦の帰趨を決する補給力を繞る制空権獲得、補給幹線撃砕の戦もまた熾烈極りなきものと化しつつあるのだ。我が大東亜の無限の戦力を恐れ、未曽有の消耗戦と補給戦に苦悩する敵米は、今全力をあげて我が戦力源破摧と神経撹乱を企図して鬼畜の如き無差別盲爆を敢へてなすに至った。マリアナ基地の妖翼群を駆り、敗残の在支米空軍を駆り出し、或は印度カルカッタの基地より、また全太平洋艦隊を動員した機動部隊をもって、我が大東亜防塞に襲ひ来ったのである。この妖翼の群を邀撃する我が空陸の精鋭は必中必墜の神技をもって敵の不逞極りなき企図を粉砕し、次々と魔の翼を撃墜、神州に満州国に、支那大陸に、仏印に、昭南に厳乎たる鉄壁の防衛陣を布陣しつつある。|写真は|1我が攻撃に依り桂林飛行場に残骸さらす在支米空軍と重慶空軍|2奉天にて撃墜されたB29の残骸|3上海来襲の米機P51の残骸|4帝都来襲のB29、千葉神代村に撃墜|5西貢に来襲し撃墜されたポートシコルスキーの残骸|6我本土を覗って撃墜されたB29の胴体と翼の一部(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月6日(2636号)1945年【1945】白魔猛る酷寒の北東基地に不屈の闘魂|精強荒鷲敵反撃を封殺して滅敵の出撃|リンガエン湾に上陸せる敵米鬼その物量を恃みに逐次マニラ平原めざし南下し彼我決戦愈々激烈化するさ中、大東亜北東に虎視眈々たる敵の侵攻を厳封して起つ我精鋭は今ぞ空陸海の立体防衛陣も固く日夜勇戦を続けつつあり、一月二十一日、二十四日と幌延に来襲する敵八機を邀へてその二機を撃墜破し、冬将軍のもと反攻焦る敵陣営に厳たる見敵必殺の匕首を擬している。|写真は吹雪の北東最前線に我荒鷲烈々の出撃。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月6日(2636号)1945年【1945】北辺に練磨する興安軍官学校生|広漠果てしなきホロンバイルの大草原―そこには大東亜北辺の鎮護に任ずる我関東軍の一翼たる満州国軍の精鋭興安軍官学校生徒の不断に切磋練磨する颯爽たる勇姿がある。驕慢暴虐、あくまでも大東亜制覇を夢みる敵米の戦略爆撃いま満州にもおよび、戦雲漸く大東亜各地を蔽って戦局ただならぬとき、ああ草原を生れ故郷とし、馬を下駄として育った蒙古青年が英雄成吉思汗の血に目覚め、今こそ新生アジアの先駆軍たる誇りと責務を双肩に精悍の気宇高く挺身するその姿、それこそは新しきホロンバイル王者たるに相応しい逞しく伸びゆく姿である。見よ、逆巻く烈風もものかは、唸り発する砲を操作、或は伏せる愛馬に身を寄せ射撃訓練に励む精悍興安軍官学校生の勇姿を。零下〇〇度の冬将軍に敢然と挑んで見えざる敵に備へて必殺の演練は、ここにも大東亜必勝へ沸る民族総進撃の決意を顕現してゆくのだ。|写真説明|1愛馬に身を寄せ射撃訓練に励む興安軍官学校の生徒たち|2突貫の喚声あげて雪の広野に鍛へる国軍勇士|3ホロンバイルの草原に軍官学校生徒の砲撃訓練|4雪の広野に不断の練磨つづける国軍精鋭(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月7日(2637号)1945年【1945】“生か死か”一億特攻の姿を必勝生産に求めて|電波兵器の増産に敢闘する女学生たち|決戦いま比島に猛り皇国の興廃正にこの一戦、この一瞬に懸るとき、一億が必勝の決意は“飛行機を、船を、電波兵器を”と叫ぶ前線の要望に応へて、国土を挙げ全智全能を結集したこれが達成を期しつつあり、学窓の乙女も学業を必勝生産の裡に求めて敢闘、根こそぎ動員の先鋒に天晴れ大和乙女の意気を示しているのだ。見よ、今しも電波兵器の生産に不屈の敢闘続ける我等が女学生達を。この姿にこそ必勝日本の逞しき勝利の意志が漲るのだ。|写真は真空管精密検査実習に敢闘する女学生。(公開Ⅰ期)
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同盟通信写真ニュース(1945年) 2月7日(2637号)1945年【1945】学窓の乙女も電波兵器の必勝増産へ|比島に敵米軍約十ヶ師を邀へ、厳しくも烈しい現戦局は、いつ我等に“飛行機を、船を、電波兵器”をと必勝増産への誓ひに燃えたたせているが、国土を挙げて凶米必滅の兵器廠たらしめんと起つ一億は今ぞ殉忠莞爾と征く特攻神鷲の心を心とし昼夜の別なく生産戦線に鉄火の敢闘を続けつつあり、老ひも若きも、男も女も一億が必勝への突撃は逞き唸りを生じて展開されているのだ。見よ、父を兄を弟を戦の庭に送った学窓の乙女がいましも電波兵器の生産に敢闘するその姿を。男は血沫吹く第一線へ、女は銃後で必勝増産へ―これこそ未曽有の国難に直面して蹶起突撃する一億総突撃の姿でなくて何であらう。電波兵器の勝利が早くも我潜艦をして米本土西海岸に猛威揮はしめ、或は醜翼B29の来襲を逸早く捕捉必勝防衛の完璧をもたらすなど、赫々の成果収める秋、断乎として学びの庭に必勝増産の進軍続ける我等が女性学徒の、そは何と雄々しき力強き姿か。戦ひは正に“生か死か”皇国の存亡此一戦この一瞬にかかるとき、誰か勇奮、この国難突破に挺身せざるものがあらうか。頑張り抜かう、戦ひ抜かう、必勝増産の完遂こそ銃後一億がみ国に尽す唯一無二の道なのだ。|写真は電波兵器の増産へ必死の敢闘続ける立正女学園の学徒たち。(公開Ⅰ期)